MASTERS CONCEPT
コンセプト
市場背景(ポジティブ)
日本では近年スポーツ応援やハロウィン、フェス、コスプレなどをきっかけに、フェイスペイント市場が活性化しました。それまで欧米のような芸術的なボディーアートが一般的であったが、 SNS市場の隆盛により、手軽なワンポイントメイクなど、日本ではカジュアルなファッションギミックとして人気が高まり続けています。
また観光市場の拡大や地方創生、副業支援、女性の活躍する社会の支援など、社会的変化も追い風となっています。
また、大規模イベントだけでなく、コロナショックを機にマイクロイベント市場も活性化され、各地で手作りのイベントが増えてきており、少人数でも効果を発揮するフェイスペイントの有用性に対する評価と活躍する機会はますます増えてくると見られています。
本プログラムの機能と社会的意義
個人の趣味としての興味関心を支援するコンテンツ、そしてその延長線上で、社会的な関わりを持つ際に役立つ知識と技術を共有することを目的としています。
美容師法に関しては、「メーカーの販促を目的とする体験イベントの場合はその限りではない。」とあり「メーカーの美容部員による体験型イベント」こそ唯一の普及手法とし、本マスタープログラムをご用意させて頂きました。
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メーカーの製品特徴を説明・体験・指導することができる。(美容部員としての育成)
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イベントを合法的かつ安全・安心・関係する人々を幸せにすることができる。(イベンターとしての育成)
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新しいキャリア開発支援の一助となれば幸いです。
市場背景(ネガティブ)
個人で楽しむのであれば全く問題はありませんが、他人やイベントなどでペイントをふるまう際は、リスクやトラブル・心配はつきものです。
特に「不特定多数の参加者に対して、首から上へのペイントを行う業務」については、日本では美容師法を意識しなくてはいけません。
下記のような制約からイベント会場でのフェイスペイントの実施がむづかしいとも言われています。(フェイスペイントに関しては最終判断は自治体となり、ごく一部だが適用されない地区もある)
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首から上の部位への、不特定多数への施術は美容行為とみなされる。(美容師免許取得者)
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会場は美容所申請が必要となり、管理責任者が必要となる。(自治体の保健所管轄)
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美容所申請がない場合は、出張理美容に該当し目的が限定される。
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脱法行為とみなされる場合は、罰せられることがある。